セリエCで暴行事件が発生 監督が強烈な頭突きに加え、悪質タックルの指示も…
悪質な蛮行による暴行事件の末、不適切な指示も加わり5カ月の資格停止処分
イタリアの地で監督が相手チームのスタッフに暴行を加える騒動が勃発した。セリエCのルッケーゼで指揮するジャンカルロ・ファバリン監督が、27日に行われたアレッサンドリア戦で相手スタッフの顔面に頭突きを見舞う蛮行に出た。英紙「ガーディアン」が報じている。
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事件が起きたのは2-2で迎えた後半アディショナルタイムだった。両チームのスタッフ同士で揉み合いとなると、ファバリン監督は向かい合った相手チームスタッフの顔面に強烈な頭突きをお見舞いした。相手スタッフは顔を押さえてピッチに倒れ込み、ファバリン監督は大人数に取り押さえられることとなった。
記事では、ファバリン監督は相手スタッフへの猛烈な暴行にとどまらず、自チームの選手に相手選手の足の骨を折るようにと“悪質タックル”の指示をしていたとして、5カ月の資格停止処分が命じられたことを伝えている。
ファバリン監督による試合中の冒涜的な発言、および相手選手を意図的に負傷させる指示に対して、セリエCは2019年6月30日まで資格を停止する懲戒処分を下したと発表している。一方で敵将のマンチーノ監督も、相手コーチ陣への攻撃的かつ挑発的な行動によって2試合の資格停止処分が下された。
ファバリン監督はクラブの公式サイトで謝罪の声明を発表している。スポーツ・ディレクターを務めるアントニオ・オッベディオ氏も声明を出しており、ファバリン監督の続投を発表すると同時に不当な処分と訴えている。
試合でエキサイトしたことにより選手同士の衝突はしばしば発生するが、監督が相手スタッフに頭突きを見舞うという事例は稀有な事件だろう。
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