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前回覇者オーストラリア、薄氷の8強進出 ウズベキスタンにPK戦に及ぶ死闘の末勝利
お互いに攻めるも決め手を欠いて120分で決着がつかず 苦しみながら豪州がPK戦で勝利
前回王者のオーストラリアが薄氷の勝利で準々決勝進出を果たした。アジアカップ決勝トーナメント1回戦、オーストラリア対ウズベキスタンが行われ、延長戦を含む120分間を0-0で終え、PK戦(4-2)の末にオーストラリアが勝利した。
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グループリーグ(GL)1位になったもののヨルダンに0-1で敗れたオーストラリアと、GL第3戦で日本に1-2で敗れたもののエクトル・クーペル監督の下で完成度が高まりつつあるウズベキスタン。日本対サウジアラビアに次ぐ注目の両者の対決は、前半から膠着した展開となった。
その中でも前半28分にはMFヤボヒル・シディコフが際どいミドルシュートを放つなど、ウズベキスタンの積極性が見える展開となった。
スコアレスでハーフタイムを迎えると、後半に入って徐々にオーストラリアが相手陣内で試合を進める展開なったが、なかなか決定的な場面を作り出せない。
後半24分には左サイドから崩しを起点にFWロギッチがゴール前に飛び出したFWマシュー・レッキーにラストパスを送るが合わず、31分にはレッキーがトリッキーなドリブルシュートを放つが相手DFにかき出されるなど、もどかしいシーンが続いた。一方のウズベキスタンは後半41分に左サイドからのクロスをMFオディル・アフメドフがボレーシュート。劣勢ながら一発を狙う意欲を見せた。
延長戦に入るとオーストラリアが立て続けにフィニッシュまで持ち込むシーンが増えるが、シュートは相手GKの正面をつくなどゴールネットを揺らせない。ウズベキスタンもサイド攻撃に活路を見出したものの、決め手に欠けるまま120分間スコアレスでPK戦に突入した。
迎えたPK戦。先行のオーストラリア、後攻のウズベキスタンともに2人目が失敗。緊迫したムードのなかでウズベキスタン4人目のFWマラト・ビクマエフのキックをオーストラリアGKライアンがビッグセーブで防ぐ。オーストラリアは5人目のレッキーが決めて勝負あり。前回王者が苦しんで8強進出を果たした。
(FOOTBALL ZONE編集部)