故郷・徳島の子供に“塩谷効果” ウズベキスタン戦の“逆足強烈ミドル弾”が与えた影響力

広島時代の塩谷を観戦した大松SCの子供たち。前列中央が3年生の井内杏さん、後列中央が5年生の藤原一途君【写真提供:大松SC保護者・藤原桃子】
広島時代の塩谷を観戦した大松SCの子供たち。前列中央が3年生の井内杏さん、後列中央が5年生の藤原一途君【写真提供:大松SC保護者・藤原桃子】

6年生の西尾君は塩谷のように両足で強烈なシュートを打てるように練習をスタート

 GKながらフィールドプレーヤーとしても高い能力を持つ6年生の西尾壮平君は、塩谷のようなメンタルの習得と、利き足とは逆の足で蹴る練習を始めたと語る。

「嫌な形で先制点を取られたなかで、すぐに同点に追いついて日本の流れが来ていた時なのでプレッシャーもあったと思います。それでも、強いメンタルで左足の強烈なミドルシュートを打てるところに、塩谷選手の左足の自信を感じました。利き足とは逆の足はあまり自信がないものですが、僕も土壇場でも逆足で自信を持ってプレーできるように、基礎練習から意識してやっていきたいです。そして、試合で右足に来ても、左足に来ても自信に満ちたプレーをしたいです」

 Jリーガーとして3度のJ1チャンピオンに輝いただけでなく、2014年には日本代表デビュー、16年にはオーバーエイジ枠でリオデジャネイロ五輪に出場。昨年12月のクラブW杯ではあのレアルから得点を奪った。塩谷の存在は、徳島の人々にとって誇りであり、希望の星となっている。その偉大な背中を追いかけて、練習に励む大松SCの子供たちの中から、“第2の塩谷”が誕生する日もそう遠くはないかもしれない。

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(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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