権田修一、アジア制覇のポイントに“日替わりヒーロー”と“一体感”の重要性を力説
2011年大会の優勝を経験したのは、GK権田、DF長友、吉田の3選手のみ
ロシア・ワールドカップ(W杯)後、大幅に若返った日本代表において、多くの選手にとってアジアカップ出場は初めてのことだ。それだけに、2011年カタール大会の優勝メンバーであるGK権田修一(サガン鳥栖)の経験値は、頼りになるものだろう。
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森保一監督は26日のトレーニング初日後、「想定外になった時に、自分たちから乱れて、崩れて行ったりしないように、何が起こってもベストを尽くして戦っていきたい」と、口にした。11年大会、権田は試合に出場する機会こそなかったものの、DF長友佑都、DF吉田麻也らとともに、アジアの頂点に辿りついたチームの一員だった。
優勝経験者として、どのような備えが必要だと思うか。そう聞かれた権田は、「アジアカップだからというわけではありませんが、自分たちのチームがあって、相手があって、グラウンドがあって、スタジアムの雰囲気があって、レフェリーがあって、気候があってと、いろいろなものがサッカーの結果を左右するなか、日本代表は相手のサッカーに合わせてリアクションするのではなく、自分たちでアクションすることから入ろうとしている。そうしたサッカーをする以上、理想はどんなに厳しい条件が重なっても、それに打ち勝つ強さをもたないといけない」と一気に回答。そして、「ということを前提としたなかで話すと」と、言葉を続けた。
「僕が参加したアジアカップも、初戦から危なかったし、2戦目もGKが退場した。準決勝、準々決勝も、どの試合も簡単な試合は一つもありませんでした。アジアと言うと、日本代表は勝って当たり前というイメージがあると思いますし、アジアの中では一番じゃなければいけません。ですが、アクシデントも起こる大会です。そういうアクシデントも起こるという認識をみんなが持っていることが大事だと思う。驚いてしまうと、森保さんもおっしゃっていたように『こんなことが起きるの?』と思ってしまって、後手を踏んでしまうことになるかもしれない」