ペットボトルがデレ・アリの頭部直撃 トットナム監督も怒り「バカな人間が間違いを犯した」
一歩間違えれば大事故に… 現地警察もスタンドから投げ込んだ犯人の特定に動き出す
イングランド・リーグカップ準々決勝のアーセナル対トットナムの試合中に、起きてはいけない事件が起きた。トットナムがリードしていた後半28分、スローインを行おうとしたイングランド代表MFデレ・アリに対して、敵地エミレーツ・スタジアムのスタンドからペットボトルが投げ込まれ、デレ・アリの頭部を直撃。デレ・アリは頭を抑えてから審判にアピールした後、ペットボトルが飛んできた方向に向かって、指で2-0というスコアを示した。それ以降もプレーを続けたものの、一歩間違えれば大事故になりかねなかった。
後半14分に、自陣深くからのカウンターで1得点を挙げていたデレ・アリは、試合後、英衛星放送「スカイ・スポーツ」の取材に応じ、「あの行為によって僕が決めたゴールの味、そして勝利の味は、より甘美なものになった。この試合の重要性は、誰もが理解していたし、大きなテストだった。最後まで力強いプレーができたと思う」とコメントしている。その後、自身のSNSを更新して、スタンドのファンに指で2-0とアピールしている写真に笑い泣きしている絵文字を付け加えた。
デレ・アリにペットボトルが当たった瞬間を目撃したというトットナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、犯人に対して怒りの声をあげた。
「あの場面を見たよ。私たちはダービーで対戦する時、良い形でお互いを嫌悪している。だが誰かを傷つけることになれば、それは間違った形になっている。一人のバカな人間が間違いを犯したということだ。私はアーセナルのファンをリスペクトしている。アーセナルには責任を取ってほしいと思う。映像を見れば、犯人を特定できるだろう。問題にならなかったが、大事になってもおかしくなかった。彼らが犯人を特定してくれると思う」