ギリシャ戦で相手を崩せず痛恨のドロー。次戦に向けて長谷部は、「とにかくやることはハッキリしている

悔やまれる2月の出来事

 

長谷部には悔やまれる一瞬がある。今季2部降格の憂き目に遭ったニュルンベルクで今年1月、右膝半月板などを痛めて手術を受けた。クラブ幹部によると、慎重に慎重を期し、長谷部は2月下旬に復帰。トップチームの練習に合流して実戦形式の中でロングボールを蹴った瞬間、右膝に異変が起きたという。

骨がきしむような感覚が事態の深刻さを物語っていた。誰も責めることはできない無情の再発で、長谷部はリーグ戦最終節まで実戦に復帰することができず、結果的に試合勘とコンディションの両方を失った。長谷部が100%の状態なら、コートジボワール戦もギリシャ戦も違った展開になっていたかもしれない。

 W杯優勝を目標に掲げながら、1次リーグ最終戦を前に早くも窮地に立たされたザックジャパン。攻めあぐねる同僚をベンチで見つめながら、1次リーグ最終戦となるコロンビア戦につながる改善点を必死に探した。

「シンキングスピードやオフの動きが、もうちょっと足りなかった。引かれて崩せなかったし、まだまだ自分たちの攻撃が頼りない。前半途中から相手は守備的な選手を入れてきて、その中でサイドから崩していこうと話していた」

 長友佑都と内田篤人の両翼はサイドを深くえぐったが、クロスの山はゴールにつながらなかった。堅牢なギリシャDF陣を攻略するには、スパイスが足りなかった。

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