「日本×ベルギー」の死闘、W杯公式で断トツの支持率69% 海外ファン感動「泣いた」
日本が原口のW杯初ゴール&乾の技ありミドル弾で2点のリードを奪うも…
ワールドカップ(W杯)イヤーの2018年も間もなく幕を閉じる。ロシアW杯決勝トーナメント1回戦のベルギー戦(2-3)での逆転負けは日本にとって悔しい結果となったが、強豪相手に激闘を演じた戦いぶりは世界中の人々に強烈なインパクトを残した。W杯公式ツイッターは決戦の地ロストフで行われた5試合のうち、4試合を対象に“記憶に残るゲーム”のユーザー投票を実施。日本対ベルギー戦が支持率69%で断トツの1位となり、「衝撃の名勝負」「日本のために泣いた」と改めて感動の声が上がった。
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コロンビア、セネガル、ポーランドとグループリーグで同居した日本は、1勝1分1敗で勝ち点、得失点差、総得点でセネガルと並んだなか、フェアプレーポイントの差でH組2位となり、2010年大会以来の決勝トーナメント進出を決めた。
ベルギーとの8強進出を懸けた試合は、一進一退の攻防で0-0のまま前半を折り返すと、後半一気にゲームが動き出す。3分、自陣でボールを奪ったMF乾貴士がMF柴崎岳につなぎ、右サイドを駆け上がったMF原口元気にスルーパス。原口は追いすがる相手DFを背後に感じながら、シュートフェイクを入れて右足を振り抜き、ファーサイドに自身W杯初得点となる先制ゴールを突き刺した。
さらに、日本は後半7分、ゴール正面でセカンドボールを拾ったMF香川真司がタメを作ると乾にパス。フリーの乾は狙いすました右足ミドルをゴール右隅に突き刺し、一気にリードを2点に広げた。
しかし、ここからFIFAランキング3位(当時)の強豪が息を吹き返す。後半24分にDFヤン・フェルトンゲンの一撃で1点を返すと、途中出場のMFマルアン・フェライニのヘディング弾で同点に追いつく。
そして、後半アディショナルタイムにドラマが生まれる。MF本田圭佑の左CKを難なくキャッチしたベルギーGKティボー・クルトワのスローイングから高速カウンターが発動。MFケビン・デ・ブライネがドリブルで持ち込み、右サイドを駆け上がったDFトーマス・ムニエを経由して中央にグラウンダーのクロス。ゴール正面に飛び込んだFWロメル・ルカクがフィニッシュするかと思われたが意表をつくスルー、最後は飛び込んできたMFナセル・シャドリが値千金の逆転弾を決めた。直後にタイムアップの笛が鳴り、ベルギーが3-2と鮮やかな逆転勝利を収めた。