スタメン大半が新加入とメンバー大刷新のインテル 長友は出場機会を得られるか

135億円の大型補強を敢行

  日本代表DF長友佑都の所属するインテルは、今夏の移籍市場に1億20万ユーロ(約135億円)を投入し、先発8人を一気に補強した。地元メディアは移籍市場閉幕時点での先発メンバーを予想し、スペイン1部レバンテなどの獲得オファーにも関わらず残留を決めた長友をベンチと予想している。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
 今季の予想イレブンの大半を新加入メンバーが占める一大補強について、「7.5」という最大級の評価を与えている。左サイドバックは移籍市場最終日にガラタサライから加入したブラジル人DFアレックス・テレス。センターバックはムリージョ、ミランダという新戦力で、右サイドバックにはダビデ・サントンが入っている。
 両サイドバックを務められる長友だが、どちらもスタメンに名前は出て来ない。長友はリーグ第2節のカルピ戦の終盤に今季初出場。しかし、1-0リードの投入直後にボールウォッチャーと化して同点ゴールを許す失態で、ロベルト・マンチーニ監督から叱責を受けていた。インテル残留を果たしたが、大型補強のチーム内では厳しい立場から定位置奪取を目指すことになる。
  元ブラジル代表フェリペ・メロ、フランス代表ジョフリー・コンドグビア、セルビア代表アデム・リャイッチ、モンテネグロ代表ステヴァン・ヨベティッチ、クロアチア代表イバン・ペリシッチの中盤5人は全員新加入。昨年のチーム得点王のアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディが1トップに君臨すると予想されている。
 同時に、135億円補強の一方でレアル・マドリードにクロアチア代表MFコバチッチを放出するなど、実力者を売却することで9,262万ユーロ(約125億円)の売却益を出した。一気に陣容を様変わりさせたインテルは、名門復活を果たすことができるだろうか。そして、長友は新生インテルで出場機会を見出せるだろうか。

【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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