中島翔哉、理想の移籍先は? 恩師が語る「新天地の条件」と「驚きの選択」への期待

FC東京の安間コーチ【写真:Football ZONE web】
FC東京の安間コーチ【写真:Football ZONE web】

「どのクラブに行くかは僕らの楽しみ。想像がつくようなところには行ってほしくない」

 森保一監督率いる日本代表にも、新体制発足から3カ月連続で招集され、エースナンバーの10番を託された。欧州の移籍マーケットで中島の評価は急上昇しており、ベンフィカ、ドルトムントやフランクフルトなどブンデスリーガ4クラブ、セビージャ、サウサンプトンとレスターのプレミア2クラブが獲得に興味を示していると報じられている。では、中島のプレースタイルを踏まえたうえで、よりマッチするのはどのようなチームか。安間コーチは「ボールを預けてくれること」を条件の一つに挙げる。

「配置(ポジション)を決められるのは、翔哉はあまり好きじゃない。選手にボールを長く握らせず、すぐに捌けというチームもおそらく合わないでしょう。逆に、預けてくれるのは大歓迎だし、ゴールに向かうスタイルを好みます。あくまで一例ですが、バルセロナの4-3-3でライン際にいてポンと預けてもらったり、マンチェスター・シティのペップ(・グアルディオラ監督)は両サイドにドリブラーを置くこともあるので、そこに当てはまるのであれば、きっとやりがいがあると思います」

 もっとも、中島はJリーグ時代から「海外ならどこでもやる」と言っていたそうで、クラブへの執着はほとんどないという。

「翔哉の本質はサッカーを楽しむこと。重要なのは、勝負にこだわったうえで、楽しんでいる点です。日本でいろいろなカテゴリーでプレーしているうちに目標を見失いがちですが、翔哉は『海外に行って活躍する』とずっと思い描いてやってきました。翔哉のサッカー人生を突き進んでほしいし、アイツは誰にもその道を邪魔させない。

 あの(楽しそうな)表情をずっと続けてくれれば、それ以上の願望はありません。積極性と成功を勝ち獲るための無意識でやっている下準備を続けているうちに、次のドアが見えてくる。今度はそれを乗り越えるための蓄えをするし、その繰り返しですよね。どのクラブに行くかは僕らの楽しみ。人と違うから海外に行っているわけで、想像がつくようなところには行ってほしくないし、『えっ、そこに行くの?』という驚きの選択をしてほしいと思います」

 中島が自然体を貫いて成長を続けた先には、かつて安間コーチに「メッシから10番を取ってやりますよ」と宣言した野望の実現が近づいてくるかもしれない。

(Football ZONE web編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)

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