101億円の男へと成長したデ・ブライネ 天才司令塔が見返したい名将とは…

マンチェスター・シティに移籍決定

 ベルギー代表のMFケビン・デ・ブライネのマンチェエスター・シティ移籍がついに決定した。契約は、長期の6年間で背番号は「17」となることが決定。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」によれば、その移籍金は5450万ポンド(約101億4000万円)。この夏の欧州移籍市場における最高額を記録した。これまでの最高は、シティがリバプールのイングランド代表FWラヒーム・スターリング獲得に費やした4900万ポンド(約91億円)だった。
 ドイツでたくましさを増した24歳の男が、イングランドの舞台に帰ってくる。かつてチェルシーに在籍したデ・ブライネだが、ブルーのユニホーム姿で輝くことはなかった。2013年シーズン、すでにベルギー代表でも中心選手の一人だったデ・ブライネは期限付き移籍でプレーしたブレーメンからチェルシーに復帰。しかし、ジョゼ・モウリーニョ監督からは出番を与えられなかった。
 デ・ブライネ自身もモウリーニョ監督がいる限りチェルシーに戻ることはないと公言するなど、2人の関係は冷め切っていた。このシーズン、デ・ブライネはチェルシーの選手としてはリーグ戦3試合、リーグカップ3試合、チャンピオンズリーグ(CL)3試合と計9試合で起用されたのみ。デ・ブライネはゲンク(ベルギー)に所属していた2011-12シーズン、欧州チャンピオンズリーグでチェルシーを相手にプレー経験があり、2試合(180分間)にフル出場していた。データサイト「Whoscored.com」によれば、プレミアリーグとCLに限っていえば、デ・ブライネがチェルシーで得た出場時間は6試合でわずかに158分間のみ。ゲンクでチェルシーを相手にプレーした時間のほうが長いというデータもある。

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