「負ければ、家へ帰らなければならない」 伊紙がザッケローニ監督の危機的状況について言及

 記事では、コートジボワール戦の逆転負けで窮地に立たされたイタリア人指揮官について、次のように記述している。

「ワールドカップは全てが炎上するのがとても速い。過去はリセットされ、タイマーはゼロに戻る。アルベルト・ザッケローニ監督はハネムーンの後、既に議論の渦中にいる。メディアから批判を浴びている。“ナカタ”からも批判されている。『チームにゲームをさせることができていない』」

 ここで登場する“ナカタ”とは、かつてローマでセリエA優勝に貢献した元日本代表の中田英寿氏のことだろうか。辛口で有名なイタリアメディアらしく、四方八方からのプレッシャーにさらされているという指揮官の現状をこう表現する。

「ここまでザックの日本代表は素晴らしかったが、コートジボワールとの初戦でつまずいた。2分の“ブラックアウト”が台無しにした。崖っぷちに立たされた。もしギリシャ戦に負ければ、家へ帰らなければならない。そうなれば、ザッケローニの日本での冒険は終わってしまう。ロッカールームの中に彼のやり方を気に入っていない選手がいる。ミラニスタの本田も、反逆者の中にいるようだ」

 初戦後、ザッケローニ監督はベンチワークに不手際があったことを認めている。そんな指揮官に対して疑問を抱いている選手が存在し、ACミランの本田圭佑もその中の1人だという。根拠は示されていないが、日本代表に漂う不穏な空気がイタリアに届いているのだろうか。

「日本対ギリシャは、C組の失望した者同士の対決。負けた方が家へ帰る。勝てば希望が持てる。引き分けは誰も望んでいない。引き分けは苦悩の時間が伸びるだけ」

 日本、ギリシャ共に勝利以外に道はないと、追い詰められた状況のまとめで締めくくっている。

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

 

※ワールドカップ期間中、サッカーマガジンゾーンウェブが記事内で扱うシーンやデータの一部はFIFAワールドカップ?公式動画配信サイト&アプリ『LEGENDS STADIUM』で確認できます。
詳しくは、「LEGENDS STADIUM 2014 – FIFAワールドカップ公式動画」まで

 
 
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