南野、圧巻3発に監督の印象も一変 “ザルツブルクベストゲーム”を自負「決して忘れない」
ローズ監督が抱いていた“静かで内向的な選手”のイメージをハットトリックで一蹴
ザルツブルクの日本代表MF南野拓実は現地時間8日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第4節ローゼンボリ(ノルウェー)戦でハットトリックを決め、5-2の勝利に導いた。前半だけで3得点の大活躍でEL公式選出の週間MVPにも輝いたが、オーストリアメディアは「名誉ある場所を手にした」と称えている。
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南野は試合開始わずか6分に、ドリブルからの右足シュートで最初のゴールを決めると、同19分には自身の右斜め後方から届いたロングパスを左足のダイレクトボレーで合わせる華麗な一撃で追加点。3-0で迎えた同45分にも流れるようなパス交換からペナルティーエリア内に侵入してネットを揺らし、ハットトリックを達成してみせた。
南野は後半にも相手のオウンゴールを誘発するなど4得点に絡む活躍を披露し、5-2の快勝に大きく貢献した。
南野の活躍は世界で大きく報じられ、現地時間9日にはEL公式の週間MVPにも選出。ザルツブルクの地元紙「ザルツブルガー・ナハリヒテン」は、「彼は名誉ある場所を手にした」と報じている。
記事によれば、チームを率いるマルコ・ローズ監督は南野を静かで内向的な選手だと考えていたというが、「タキ(南野の愛称)がそれを覆してくれたことを嬉しく思う」と圧巻のハットトリックを喜んだ。
さらに、同紙は南野のコメントも紹介。「レッドブル・ザルツブルクでの僕のベストゲームだと思います。今夜のことは決して忘れないでしょう。とても誇らしい」とローゼンボリ戦を振り返り、「チームメイトのサポートに感謝しています」と同僚たちへの言葉も忘れなかった。
南野は16日にベネズエラ代表、20日にキルギス代表と対戦する日本代表にも選ばれている。代表シーンでも3戦連続ゴール中と好調で、11月シリーズにも大きな期待が懸かる。