シティFWが地面を蹴って倒れ…疑惑のPK判定 ペップ監督「PKじゃない」と誤審認める
自分で倒れてPK判定…自軍のゴールもペップ監督「レフェリーに言うこともできたはず」
マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督は現地時間7日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節シャフタール・ドネツク戦の前半、自軍のイングランド代表FWラヒーム・スターリングが自分で地面を蹴って躓き、PKを獲得した疑惑の判定について「ペナルティー(PK)じゃない」「レフェリーに言うこともできたはず」と誤審を認めている。英衛星放送局「BTスポーツ」のインタビューで語った。
シティが1−0でリードして迎えた前半23分だった。ブラジル代表MFフェルナンジーニョのスルーパスに抜け出したFWスターリングがペナルティーエリア内で倒れた。相手選手との接触はない場面で、左足で地面を蹴り躓いて倒れたはずが、主審はこれをPKと判定した。
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シャフタール側は抗議したが、PKは認められた。シティはブラジル代表FWガブリエル・ジェズスが成功させた。ジェズスがハットトリックを達成するなど、シティは6−0で圧勝した。
スターリングのPK奪取について、自軍のゴールながらグアルディオラ監督は「我々は、あれがペナルティーじゃないと分かっている」と語り、誤審があったことを認めている。
「ラヒームはレフェリーに言うこともできたはずだ。我々はあのようなシチュエーションで得点したくない。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)という存在も私たちは知っている。レフェリーもそういったものの助けを借りなければならないね。誰だってミスはしたくないからね」
結果的にはこの判定でシティが恩恵を受ける格好となったが、グアルディオラ監督の美学に反していたようだ。来季からCLで導入されることが決まっているVARの存在を持ち出し、判定技術の向上を要求していた。
シティがシャフタールを圧倒した一戦だが、主審の判定を巡って議論が巻き起こっている。