U-15日本代表を視察したフランス連盟関係者が評価 「気になった」2選手とは?
大会第2戦を視察したフランスのオブザーバーは、中井と中村に“星マーク”を記す
U-15日本代表は10月下旬からフランスで行われた「バル・ド・マルヌU-16国際親善トーナメント2018」に参戦し、1勝2敗で大会を終えた。レアル・マドリードの下部組織カデーテA(U-16)に所属するMF中井卓大が世代別の日本代表に初招集されて注目を集めた今回の遠征では、フランスやイングランドなど欧州の強豪国と対戦。“世界の目”には、森山佳郎監督率いるU-15日本代表はどのように映ったのか。第2戦で対戦したフランスのサッカー連盟(FFF)のオバザーバーは、二人の選手が“気になる存在”と評価したようだ。
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大会初戦で日本はU-15オーストリア代表相手に、FW勝島新之助(京都サンガF.C.U-15)とDF諏訪間幸成(横浜F・マリノスJrユース)のゴールで2-0と勝利。勝島の先制点の場面では、前半34分にMF遠山悠希(京都サンガF.C. U-15)の負傷によって急きょ途中出場したボランチの中井が起点となり、MF豊田晃大(名古屋グランパスU-15)につないでゴールが生まれた。
迎えた第2戦は2試合連続の4-4-2でスタート。しかし、U-15フランス代表の激しいプレッシャーと雨による劣悪なピッチコンディションにより思うように組み立てられず、前半10分に先制を許した。森山佳郎監督は後半から中盤の枚数を増やした4-1-4-1にシステム変更。MF遠山をアンカーに入れ、それまでボールを落ち着かせる役割に追われていた中井は右のインサイドハーフに回り、より前へ仕掛ける動きが見られた。
徐々にリズムが生まれ始めた後半8分、相手GKがDFのバックパスをキャッチし、間接フリーキック(FK)を獲得。勝島がショートパスしたボールをFW下川陽輝(セレッソ大阪U-15)が豪快にゴールネットを揺らし、1-1の同点に追いついた。しかし、その3分後にサイドを崩されて勝ち越し弾を許し、1-2で大会初黒星を喫した。