「何回も嫌いになりそうになった」 湘南FW高山、初優勝で回想する曺監督との“絆”

キャプテンの高山は優勝カップを掲げる大役を担った【写真:荒川祐史】
キャプテンの高山は優勝カップを掲げる大役を担った【写真:荒川祐史】

「曺さんにはめちゃくちゃ怒られて、奮起して……、やっぱり凄い人だなと戻ってくる」

 2011年に湘南に加入以降、高山は主力としてチームを牽引してきた。しかし、昨季は開幕直後に右膝前十字靭帯損傷の重傷を負い、シーズンの大半を棒に振った。3年連続でキャプテンに任命された今季も、29試合中19試合(うち先発は9回)の出場とスタメンから外れる機会が増えた。夏には「サッカーは試合をするためにやっているから、出たいという思いはあります」と胸中を明かしていたが、「常に全力でやってきた」自負が苦境の高山を動かした。

「今までずっと試合には出してきてもらった方だと思います。正直全力でやっているけど、なかなかチャンスが来ないこともあった。でも、それも良い経験だと思います。ここでもうダメだと思ったらおしまい。常に準備してちゃんとやることが大事だし、今までも自分はそうしてきた。そこは変わっちゃいけないな、と。俺は声で引っ張るタイプじゃないので」

 高山が「前向きにやれた」もう一つの理由が、曺監督の存在だ。二人は川崎フロンターレの下部組織で邂逅。高山がプロ入りした2011年以降、柏レイソル移籍の1年間を除いて、熱血指導を受けてきた。時に厳しい指導に心が折れそうになりそうなこともあったというが、曺監督だったからこそクラブ史上2度目のタイトル獲得に辿り着けたと高山は話す。

「曺さんにはめちゃくちゃ怒られて、奮起して……、というループを何周もしました。キツイなということを言われて、何回も嫌いになりそうになって(笑)。でも、やっぱり凄い人だなと戻ってくるんです。柏から戻ってきた理由も、曺さんの存在があったから。そういう意味では、曺さんだからここまでやってこれたと思います」

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