日本代表10月シリーズ“出場22人査定” 「キレキレの選手」と「物足りない選手」は?

司令塔として期待された柴崎は本調子とは言えず、パスを散らすも存在感は希薄だった【写真:Getty Images】
司令塔として期待された柴崎は本調子とは言えず、パスを散らすも存在感は希薄だった【写真:Getty Images】

柴崎はパスを散らすも試合勘不足の印象、“不動”になりつつある遠藤が台頭 

■ボランチ
◎ 遠藤 航(シント=トロイデン) 1試合(90分)・0得点/シュート:0本
○ 青山敏弘(広島) 2試合(104分)・0得点/シュート:0本
△ 三竿健斗(鹿島) 1試合(90分)・0得点/シュート:1本
× 柴崎 岳(ヘタフェ) 2試合(76分)・0得点/シュート:0本

 司令塔として期待された柴崎は本調子とは言えず、パスを散らすも存在感は希薄だった。そのポテンシャルを考えると、より決定的な仕事が求められるが、所属クラブで出番が限られる現状が試合勘不足を招いている印象だ。一方で評価を高めたのが、ウルグアイ戦フル出場の遠藤か。積極的に顔を出してパスコースを確保し、気の利いたパスも通すなどボランチ姿が板についてきた。今や“不動”になりつつある。

 パナマ戦でキャプテンマークを巻いた青山は、ボール奪取からMF南野に圧巻のパスを通すなど、さすがの存在感を放った。攻守両面における緩急の使い分けは柴崎以上か。試合を通じて波が少ないのも魅力だ。代表5試合目のパナマ戦で初スタメン&フル出場の三竿は、不用意なクリアからあわや失点の場面を作られた。ボール奪取力は随所に発揮するも、効果的なパスを増やせるかが今後の課題か。

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