日本代表10月シリーズ“出場22人査定” 「キレキレの選手」と「物足りない選手」は?

積極的な上がりで相手の裏を突くなど南米強豪ウルグアイに脅威を与えた酒井【写真:Getty Images】
積極的な上がりで相手の裏を突くなど南米強豪ウルグアイに脅威を与えた酒井【写真:Getty Images】

サイドバックはW杯組がさすがの存在感 “中島&長友”のユニットは強国にも通用

■左SB
◎ 長友佑都(ガラタサライ) 1試合(90分)・0得点/シュート:0本
△ 佐々木翔(広島) 1試合(90分)・0得点/シュート:0本

 ウルグアイ戦フル出場の長友は、さすがの運動量と対人の強さを見せつけた。それ以上に際立ったのがMF中島のプレーの選択肢を増やす献身的な上がりだ。左サイドの攻撃を活性化させる要因となっており、“中島&長友”のユニットは強国相手にも通用することを証明した。佐々木はパナマ戦で1対1の強さを発揮したが、突破を許してピンチも招いている。攻撃参加後のプレー精度にも課題が残り、現時点でスタメン奪取は難しいか。

■右SB
◎ 酒井宏樹(マルセイユ) 1試合(90分)・0得点・1アシスト/シュート:0本
× 室屋 成(FC東京) 1試合(90分)・0得点/シュート:0本

 ロシアW杯組で安定感を披露した一人が酒井だ。ウルグアイ戦前半は右サイドの攻撃が静かだったが、後半は一転。堂安へのリターンパスでゴールを演出すると、積極的な上がりで相手の裏を突くなど脅威を与えた。室屋もパナマ戦で積極的な攻撃参加が光ったが、絶好機でパス精度を欠いている。クロス精度が低い現状では、バックアッパーの域を出ない。

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