田中碧がプレミア初弾「最高の攻撃オプション」 チェルシー撃破のミドル…現地最高評価「驚くほどチームに貢献」

リーズの田中碧【写真:ロイター】
リーズの田中碧【写真:ロイター】

リーズの田中碧がリーグ戦初ゴールで完全復活へ

 イングランド1部のリーズ・ユナイテッドは現地時間12月3日、リーグ第14節でチェルシーと対戦し、3-1で勝利を収めた。リーズの日本代表MF田中碧は、この試合でチームの2点目となる豪快なゴールを奪うなど、攻守にわたり勝利に貢献し、現地メディアから高評価を得ている。

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 リーズは前節マンチェスター・シティ戦に2-3で敗戦しており、チェルシー戦での勝利が強く求められるなか、ダニエル・ファルケ監督は5バックの布陣に変更して臨んだ。試合はDFヤカ・ビヨルのゴールでリーズが先制すると、田中が前半終了間際にパスを受けると、圧巻のシュートを決めて前半を2-0で折り返す。

 後半に入り、チェルシーのFWペドロ・ネトに1点を返されるものの、FWルーカス・ヌメチャのゴールがオフサイドで取り消された直後、リーズはFWドミニク・キャルバート=ルーウィンが相手のミスを突き3点目を奪い、3-1で勝利した。

 田中は負傷の影響もあり、今季リーグ戦で5試合の先発出場にとどまっていたが、この日は離脱を感じさせないパフォーマンスを見せた。

 専門メディア「MOT Leeds News」は、この日の田中を絶賛。記事では、採点欄で田中に対し「9」点とチーム最高評価を与え、「最高の攻撃的オプションだった。ミッドフィルダーとして粘り強く、驚くほどチームに貢献した」と高く評価していた。さらに、田中のゴールはデータ会社「Sofascore」のxG(ゴール期待値)がわずか「0.08」だったことにも触れ、「シュートを4本放ち、試合中に一度もボールを失わなかった」と、その攻撃的な貢献度の高さが強調された。

 田中は後半22分に交代でピッチを退いたが、本拠地エランド・ロードのサポーターからはスタンディングオベーションで迎え入れられた。この日は田中の鮮烈な今季リーグ初ゴールがリーズを勝利に導く決定的な役割を果たし、完全復活の兆しを見せている。

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