日本代表「パナマ戦出場15選手」を金田喜稔が4段階評価 南野の「シュート意識の高さ」絶賛

柴崎の出場は森保監督の配慮?「ある意味、ウルグアイ戦を最も追い込まれた状況で迎える」

■堂安律(フローニンゲン/←後半36分IN)=△

 たしかに伊東が負傷したことによるいきなりの出場だったが、短い時間でもあれだけボールに触る機会がありながら、ほぼミスに終わっていた。日本がリードしているゲーム終盤、残り時間をきっちりと締めるという意味で、確実にボールを失わないプレーを心がけなければいけないのに、だ。先発で見てみたい選手であるのは間違いないが、与えられた役割のなかで何ができるのか。そこは森保監督もシビアに見ていると思う。

■柴崎岳(ヘタフェ/←後半43分IN)=評価なし

 プレー時間が短すぎて評価の対象外。おそらく森保監督のなかでは、次のウルグアイ戦で起用したいという部分があり、あの時間帯に投入して、少しでも実戦のピッチを体感してほしいという配慮だったように見えた。柴崎は所属するヘタフェで、今季試合にほとんど出られていない。これは吉田にも言えることだが、クラブで試合に出られていないなかで、W杯での実績を買われて今回招集された。ある意味、ウルグアイ戦を最も追い込まれた状況で迎えるのは彼らなのかもしれないし、だからこそ、そこでどんなプレーを見せてくれるのか楽しみでもある。

[PROFILE]
金田喜稔(かねだ・のぶとし)

1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。

(金田喜稔 / Nobutoshi Kaneda)



金田喜稔

かねだ・のぶとし/1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング