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名レフェリーが指摘、世界各地で導入されたVAR成功の鍵 「どこでも同じとはならない」
コッリーナ氏がVAR成功のポイントに言及 「誰もが導入を望むからこそ…」
国際サッカー連盟(FIFA)の審判委員会チェアマンを務めるかつての名レフェリー、ピエルルイジ・コッリーナ氏が、世界各地で本格的に導入され始めているビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)についてコメントしている。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じた。
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コッリーナ氏はスキンヘッドの風貌でも注目を集めたが、2002年の日韓ワールドカップで決勝戦を担当するなどイタリアが生んだ名レフェリーとして名を馳せた。そして、VARの導入について「世界各国、どこでも同じということにはならない」という言葉を残している。
「今、多くの大会や大陸連盟でVARが導入されようとしている。例えばアジア連盟(AFC)は、来年のアジアカップで導入することを公表した。欧州連盟(UEFA)も、来季のチャンピオンズリーグ(CL)での導入を決めた。誰もが導入を望むからこそ、FIFAの審判委員会として講習を行っていくことになる。VARは、全ての場所で同じ機能性を持つことはできない。そのテクノロジーを現場の状況に合わせ、レフェリーたちのサポート機能として調整することが重要だ」
今年のロシア・ワールドカップでは、首都モスクワのメイン会場近くにVARの特設ルームを設け、全ての会場と交信するというスタイルを取った。しかし、それぞれのインフラの状況や審判員の移動、無理のない人数の確保など、状況は大会ごとに異なる。また、テレビカメラの設置状況も各会場次第になる部分が少なくない。
そうしたなかで、どのように効率的な運用をするのか。本格導入がスタートしたVARが効果的に使用されていくためには、事前の準備段階から状況に適切な対応をしていくことが必要とされている。
(FOOTBALL ZONE編集部)