ユベントス指揮官、C・ロナウド一発退場の不当性を主張 「VARが導入されていれば…」
アッレグリ監督は「あえて別の言い方をしたい」とVARからロナウドの判定に言及
ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、2-0で勝利した現地時間19日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループリーグ初戦、敵地バレンシア戦で前半29分にまさかの退場処分となった。マッシミリアーノ・アッレグリ監督は別角度から主審の判定について批判している。試合後の記者会見の様子を、ユベントス専門のニュースサイト「トゥットユーベ・コム」がレポートしている。
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ロナウドに衝撃の事態が起きたのは前半29分だった。ユベントスが左サイドから攻撃に出た際、ゴール前に入ろうとするロナウドとコロンビア代表DFジェイソン・ムリージョが交錯。オーバーアクション気味に倒れたムリージョにロナウドが怒りを露わにし、倒れ込んだムリージョの頭をつかむようなアクションを見せた。ムリージョも激高し、両チームの選手たちがもつれる小競り合いに発展。フェリックス・ブリッヒ主審はゴール前を見ていた追加副審に助言を求めて状況を確認すると、ロナウドにレッドカードを提示した。
ロナウドはこれがCL154試合目の出場にして初の退場処分。納得のいかない泣き出しそうな表情でロナウドはピッチを去った。当然ながら、記者会見でも真っ先にこの判定に対する指揮官の見解が質問された。するとアッレグリ監督は「あえて別の言い方をしたい」としたうえで、CL全体の判定について語った。
「ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が導入されていれば、この判定に対して大きな助けになっただろうと言いたい。何より前半29分という段階であり、さらにはこの難しいゲームで、そこに存在しない退場処分で10人になってしまった。それは物事を複雑にしてしまった。しかし、選手たちはそれに反して2-0にするまで素晴らしいサッカーをした。その後は組織的に守り、何本か枠内シュートは許したが大きな問題にならなかった」