「イスタンブールの奇跡」秘話 リバプール主将ジェラード、元同僚が“魂のスピーチ”を告白

ジェラードは、下部組織から2015年に退団するまで28年間をリバプールに捧げた【写真:Getty Images】
ジェラードは、下部組織から2015年に退団するまで28年間をリバプールに捧げた【写真:Getty Images】

2004-05 CL決勝、ミラン相手に3点のビハインドを背負いジェラードが取った行動は…

 レンジャースの監督を務める元イングランド代表MFスティーブン・ジェラードは、下部組織から2015年に退団するまで28年間をリバプールに捧げた。かつての同僚の元フランス代表FWジブリル・シセ氏は、「イスタンブールの奇跡」で起こったキャプテンの“魂のスピーチ”を明かしている。フランスメディア「RMCスポーツ」が報じた

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 リバプールは2004-05シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でACミランと対戦。前半を0-3で折り返す崖っぷちに立たされたが、後半に3ゴールを挙げて同点とし、PK戦の末に大逆転勝利を収めた。この一戦は「イスタンブールの奇跡」と名付けられ、サッカー界の歴史に刻まれている。

 その口火を切ったのがジェラードだった。後半9分に力強いヘディングシュートを決めて反撃の狼煙をあげると、1点差に詰め寄った同15分にはペナルティーエリア内でミランの元イタリア代表MFジェンナーロ・ガットゥーゾ(現ミラン監督)に倒されてPKを獲得。チーム3点目となるゴールを演出した。当時リバプールの一員としてピッチに立ったシセは、3点ビハインドで迎えたハーフタイムのロッカールームの様子を激白している。

 キャプテンのジェラードは、スタッフ全員に一度ロッカールームから出てもらい、選手たちだけで話させてほしいとリクエストしたという。

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