「エジルを呼び戻すことはない」 ドイツ代表監督、“引退表明”の司令塔復帰に否定的

レーブ監督(左)は意気込みを語る一方、事実上の代表引退を表明したエジル(右)について代表復帰はないとの見解を示した【写真:Getty Images】
レーブ監督(左)は意気込みを語る一方、事実上の代表引退を表明したエジル(右)について代表復帰はないとの見解を示した【写真:Getty Images】

ドイツ代表の再出発へ意気込むレーブ監督 哲学を変えることは「ナンセンス」

 ロシア・ワールドカップ(W杯)で史上初のグループリーグ敗退を喫したドイツが、現地時間6日に行われるUEFAネーションズリーグでの立ち直りを目指している。ヨアヒム・レーブ監督は意気込みを語る一方、事実上の代表引退を表明したMFメスト・エジルについて代表復帰はないとの見解を示した。AP通信が報じている。

 レーブ監督は5日、「勢いに火をつけ、興奮を再び生み出せるかはチーム次第。それができれば、ファンを取り戻すことができるだろう」と、フランス戦でフレッシュなスタートを切りたいとの思いを口にした。

 レーブ監督はこの試合に向けた23選手のうち、17人をロシアW杯メンバーから招集。FWマリオ・ゴメスとMFサミ・ケディラは代表を引退したが、GKマヌエル・ノイアーをはじめ、MFトニ・クロース、DFマッツ・フンメルスら2014年ブラジルW杯の優勝メンバーは残っている。新たに招集されたのは25歳のMFニコ・シュルツ、19歳のMFカイ・ハフェルツ、21歳のDFティロ・ケーラーと若い3人のみ。ロシアW杯で落選したFWレロイ・サネが復帰を果たしたものの、メンバーの顔ぶれはほぼ同じということになる。

 これについてレーブ監督は、「若手を招集することが唯一の道だと考えるのは誤りだ」とベテランの奮起を促し、「彼らには再びチームを前進させてほしい」とコメント。戦術面での変化はあるだろうとしながら、チームの哲学を変えることは「まったくのナンセンス」としている。

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