中村俊輔、“FKキッカー”任命秘話 セルティック元同僚が語る「10本中10得点」の衝撃

当時セルティックを率いていたストラカン氏【写真:Getty Images】
当時セルティックを率いていたストラカン氏【写真:Getty Images】

ストラカン監督が宣言「今をもってナカをFKキッカーとする」

「ナカムラは契約した数日後に練習に参加したが、ゴードンが僕にこう言ったんだ。『君とナカムラとマクギーディでFKを蹴ってみてくれ。見極める必要がある』とね。僕たちはナカムラのことを全く分かっていなかった。そこで彼は、なんと10本中10本のFKを決めてみせたんだ。するとゴードンは踵を返しながら、こう言ったんだ。『今をもってナカをFKキッカーとする』とね。そのまま立ち去っていったよ!」

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 当時チームを率いていたゴードン・ストラカン氏が練習中に提案したペトロフ、そしてアイルランド代表MFエイダン・マクギーディとの“FKコンテスト”で、中村が圧倒的な才能を見せつけ、文句なしでプレースキッカーに任命されたという。その後、セルティックファンを熱狂させる数々の伝説的な直接FK弾が生まれたが、すべては“成功率100%”の驚異的なキック精度で指揮官と同僚を唸らせたところから始まったようだ。

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