INAC京川舞、幼き日に掲げた「世界一の夢」実現へ なでしこジャパン復帰への青写真

INAC神戸レオネッサFW京川舞【写真:Football ZONE web】
INAC神戸レオネッサFW京川舞【写真:Football ZONE web】

小学校の卒業文集に記した父親との“誓い”「日本の国旗をセンターポールに上げる」

【第2回】INAC京川舞、“負けず嫌い”の努力家ストライカーが見せる「変化」と「進化」

「舞は将来どうなっていきたいんだ?」

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 なでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)1部INAC神戸レオネッサのFW京川舞は、父親に小学校の卒業文集に書く「私の夢」を問われ、一緒に思いを綴った日のことを今でも鮮明に覚えているという。

「サッカーの日本女子代表になって、オリンピックや国際大会で活躍して、日本の国旗をセンターポールに上げて、君が代を歌うこと」

 京川にとって自分の夢と同時に父親との“誓い”は、全力で追い求めてきた大切な思い出だ。そして、2019年のフランス女子ワールドカップ(W杯)、2020年に控える自国開催の東京五輪は、それを叶える絶好の舞台である。各年代代表で主軸を担い、なでしこジャパン(日本女子代表)でも次世代エースとして期待されたストライカーが日の丸に懸ける想いとは――。

 2011年のU-19アジア選手権でMVPと得点王をダブル受賞した京川は、翌年2月に飛び級でなでしこジャパンに初選出。アルガルベカップでフル代表デビューを果たし、U-20女子W杯に挑むU-20代表ではエース、なでしこジャパンではロンドン五輪のメンバー入りも期待されていた。しかし、INACで開幕4試合5ゴールと順風満帆なルーキーシーズンのスタートを切ったなか、左膝内側靱帯および半月板損傷、前十字靱帯断裂の大怪我を負い、目の前に見据えていた大きな目標はその手からこぼれ落ちてしまった。

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