なでしこの新兵器 佐々木監督御前試合でタイ出身ストライカーが躍動

日テレFW田中美南が2戦連続弾

 なでしこジャパンの佐々木則夫監督は東アジアカップを控え、ニッパツ三ツ沢球技場で行われたなでしこリーグ第12節、日テレ対岡山湯郷戦を視察した。
 試合はリーグ2位の日テレが優勢に進めた。前半34分にMF阪口夢穂、MF原菜摘子、FW田中美南とつないで、タイ人の母親を持つタイ出身の田中が2試合連続ゴールとなる先制弾を決めた。2013年のアルガルベカップのドイツ戦で代表デビューを果たし、ゴールを決めているストライカーは佐々木監督の御前試合で猛アピール。東アジアカップへ向けた予備登録メンバーに名を連ねた3人の連携で先制した。
 一方、岡山湯郷のなでしこジャパン主将のMF宮間あやも黙っていない。後半16分に宮間のコーナーキックからMF大久保舞が同点ゴールを決めた。しかし、日テレはまたもなでしこ候補メンバーがゲームを動かす。同22分にMF上辻佑実のフリーキックにDF村松智子が頭で合わせて勝ち越しゴール。そのまま2-1で勝利した。
 最終アピールとばかりに躍動した予備登録メンバーたちのプレーは、視察に訪れた佐々木監督にとっては嬉しいニュースの反面、メンバー選考に頭を痛めることにもなる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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