なでしこ初戦で負傷の安藤がリオへ意気込み 「けがをする前より強くなる」

全治3カ月の重傷にもパワーアップを誓う
「大会が終わって、ここに懸けてきました。まずはしっかり考えたい。けがを治して、元気な姿を応援してくださっているみなさんに見せたい。その先に五輪があるので、まずはリハビリを頑張りたい。いつ骨がつくのか、個人差があります。この経過は、全治3ヵ月と言われています。先のことより、W杯で全部出し切るつもりで入り、それが今終わりました。みんなに勇気づけられて前を向けて、けがをする前より強くなろうという気持ちになれています」
 全治3カ月という重傷にも、故障する前よりもパワーアップすることを誓っている。 
 身長187センチのGK山根に背負われながら、成田空港に戻ってきた。 
「チームのみんなが気をつけてくれて、山根がおぶりますと言ってくれた。ぬいぐるみ? 自分で背負って帰ってきました。いなくなってもチームの一員として思ってもらったので、大切にしないといけない」
 体を張った初戦スイス戦の勇敢な突破と、なでしこの絆の象徴となったクマのぬいぐるみとともに、安藤のW杯は人々の記憶に深く刻まれることになった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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