沸き起こる「USA!!」の大合唱をはねのけろ なでしこ女子W杯決勝は完全アウェー

スタジアムの8割強はアメリカサポーター

 なでしこジャパンは5日(日本時間6日)の女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会決勝戦でアメリカと対戦する。決戦の舞台となるバンクーバーのBCプレイス・スタジアムは、アメリカ人サポーターで埋め尽くされる完全アウェーと化す可能性が高まっている。米地元紙「シアトル・タイムズ」が報じている。
「USA! USA!」
 5万人以上の観衆に埋め尽くされるバンクーバーの決勝戦で巻き起こる大合唱と、完全敵地の舞台で、なでしこは2連覇の栄光を目指すことになりそうだ。
 2011年ドイツW杯、12年ロンドン五輪に続く、3大会連続の同一カードとなった決勝戦はカナダで行われる。だが、隣国のアメリカ人サポーターが大挙してやってくるというのだ。
 シカゴのチケット再販会社「シート・ギーク」のオンラインでの決勝戦のチケット購入者の86%はアメリカ。ワシントン、カリフォルニア、ニューヨーク、テキサスなどさまざまな街からチームUSAを応援するためにチケットを求めているという。日本からの購入者は1%で、残りはカナダ、イングランド人のサッカーファンも購入しているようだ。
 チケット再販最大手「スタッブ・ハブ」もほぼ同様の割合でアメリカ人の購入率は89%で、日本からの購入者は1%で、残りは、やはりカナダ、イングランド人のサッカーファンが占めているという。

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