「あまりに無慈悲な一撃」 “ポルトガルの魔術師”が決めた芸術弾に喝采「セーブ不可能」

クアレスマがイラン戦で得意の“トリベイラ”で衝撃ゴールを決めた【写真:Getty Images】
クアレスマがイラン戦で得意の“トリベイラ”で衝撃ゴールを決めた【写真:Getty Images】

クアレスマがイラン戦で得意の“トリベイラ”で衝撃ゴール、FIFAが動画公開

 ポルトガル代表は現地時間25日、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ最終戦でイラン代表と対戦し、1-1と引き分けた。この試合でグループ2位通過を手繰り寄せたのは、34歳のFWリカルド・クアレスマによる圧巻の先制ゴールだった。

 前半終了間際、右サイドでボールを受けたクアレスマは、味方選手とワンツーで抜け出すと、ペナルティーエリア手前から右足のアウトフロントキックでシュートを放つ。ボールは美しい弧を描きながらゴール左隅に突き刺さった。

 FIFAの大会公式インスタグラムは、このゴラッソ動画を公開。コメント欄には「なんて素晴らしいゴールなんだ!」「セーブ不可能なゴール」「あまりに無慈悲な一撃」「一体どれほどの才能なんだ」など、賛辞の言葉が寄せられた。

 衛星放送「ユーロスポーツ」も、「大会ベストゴールが誕生。もう捜索は打ちきろう。クアレスマの“トリベイラ”(アウトフロントキックの呼称)でのゴールにファンも反響」との見出しを打って特集。「テクニックが光った衝撃的なフィニッシュ」と絶賛している。

 ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドも認めるテクニックの持ち主で、“マジシャン”と称えられるクアレスマにとって、この“トリベイラ”による芸術的なゴールは代名詞と言えるようなもの。過去にも同じように右サイドからカットインし、右足のアウトフロントでゴール左隅に何度も決めており、2007年3月に決めたA代表初ゴールも“トリベイラ”による一撃だった。

 必殺の形で念願のW杯初ゴールをマークしたクアレスマ。決勝トーナメント1回戦では強豪ウルグアイと激突するが、衰えを知らない男の超絶テクニックが勝負を左右する局面で、再び輝きを放つかもしれない。

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