第2のシャビ・アロンソとなるか リバプールが30億円でレアルMF獲得へ

ジェラードなき中盤を再編成か

 プレミアリーグのリバプールは、移籍金2200万ユーロ(約30億5000万円)でレアル・マドリードのMFアシエル・イジャラメンディ獲得に近づいているとスペイン地元紙「マルカ」が報じている。
 
 イジャラメンディは2013年にレアル・ソシエダから3200万ポンド(約44億円)でレアルに加入。移籍金の金額からも分かるように、大きな期待を背負った。だが、ドイツ代表MFのトニ・クロース、クロアチア代表MFルカ・モドリッチらの壁を越えることはできなかった。リーグ戦30試合には出場したが、レギュラーポジションの確保には至らず。先発出場はわずかに10試合だった。
 ブラジル代表MFカゼミーロがFCポルトから復帰し、若いルーカス・シウバらの存在もあり、クラブ内での競争はより一層激しくなっている。
 一方のリバプールはスティーブン・ジェラードの退団したMFの即戦力確保に力を入れており、特に攻撃の起点となれるMFの獲得は急務だ。ブレンダン・ロジャース監督の頭の中には、新加入のイングランド代表MFのジェームズ・ミルナーを中盤の中央で起用する考えがあるようだが、同選手もパスでゲームを組み立てるタイプの選手ではない。
 かつて不動の司令塔として中盤に君臨したシャビ・アロンソ(バイエルン・ミュンヘン)同様に、長短のパスでゲームをコントロールするイジャラメンディは、まさにうってつけの存在となりそうだ。
 25歳とまだ十分な伸びしろを残しているはずだ。偉大な先輩の後を追うように、マージーサイドのクラブへと旅立つことになるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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