EL敗退でアーセナル今季無冠 ベンゲル監督が失意「とても、とても悲しい」
EL準決勝アトレチコ戦で敗れベスト4敗退、退任発表のベンゲル監督が悔しさ滲ませる
アーセナルは現地時間3日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)準決勝でアトレチコ・マドリードに0-1で敗れ、2戦合計スコア1-2でベスト4敗退が決まった。今季限りで退任が決まっているアーセン・ベンゲル監督はラストシーズン無冠で終えることが決まり、試合後には「とても悲しい。とても、とても悲しい」と語り、無念さに打ちひしがれていた。英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」が報じている。
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本拠地第1戦を1-1のドローで終えていたアーセナル。敵地での第2戦では前半アディショナルタイムにフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンのスルーパスに抜け出したスペイン代表FWジエゴ・コスタにゴールを奪われてリードを許した。
1点取ればタイスコアに持ち込める状況だったが、その後もゴールは奪えずに敗戦。アーセナルの欧州の挑戦はここで終了。今季限りでの退任を発表しているベンゲル監督は、アーセナルで欧州カップ戦のタイトルを獲得することはできなかった。
「とても悲しいよ。とても、とても悲しい。今夜は本当に悲しい。でも残念だけどこれも経験だ。
我々のゲームは残酷なものだ。時としてとてもすばらしいものだが、今夜は苦しみがとてつもなく大きいね」
悲願のタイトル獲得を逃したフランス人指揮官は打ちひしがれた様子でこう語ったという。「我々のパフォーマンスはとても良かった。危険な状況も作り出した。だが、ボックス内で二度のミスがあった」と悔しさをにじませた。
英公共放送局「BBC」は「アーセン・ベンゲル監督にトロフィーを掲げる最後のチャンスは与えらず」とアーセナルの敗退を報じた。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」は「ジエゴ・コスタがアーセン・ベンゲルの希望を終わらせた」と決勝点のコスタの活躍にスポットを当ててレポートした。
(FOOTBALL ZONE編集部)