クロップ監督、暴行事件でリバプールファン危篤に嘆き「なぜ暴力を引き起こすのか」
CL準決勝前にローマファンがリバプールファンに暴行、クロップ監督が感情露わ
リバプールは現地時間25日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝ローマ戦の試合前、サポーター同士のいさかいによって53歳のリバプールファンの男性が命の危機に瀕している。ユルゲン・クロップ監督が「フットボールがなぜ暴力を引き起こすのか理解できない」と感情を露わにしているという。英公共放送「BBC」が伝えている。
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事件はCLのキックオフ直前、聖地アンフィールド付近で起きた。リバプールのファンであるアイルランド人、ショーン・コックスさんが、20代のローマ人ファン二人に暴行を加えられ、危篤状態に陥っていると地元警察が発表している。
これを受けてクロップ監督は、週末のプレミアリーグを前にした記者会見で、コックスさんへの支援の意を表し、アイルランドカラーのリバプールのロゴを身に着けた。
ローマとのCL準決勝第1戦は絶好調のエジプト代表FWモハメド・サラーの2ゴール2アシストなどにより、5-2の大勝を飾った。しかし「火曜日の試合は美しさがあったよ。ただそれと同時に最も醜い一面も示したんだ」と、今回の事件について自ら触れている。
「これは単なるフットボールなんだ。それを理解できない人がいるのか、それ自体が理解できないよ。今回の事件は決して起こってはならないもので、将来的にも起こってはならない。それを絶対的なものとするために、全ての行動を取る必要があるんだ」
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