アジア杯決勝で因縁の豪州と激突へ 高倉監督と宇津木がリベンジ宣言「勝利したい」

アジアカップ・準決勝 中国戦「なでしこジャパンの布陣」【画像:Football ZONE web】
アジアカップ・準決勝 中国戦「なでしこジャパンの布陣」【画像:Football ZONE web】

オーストラリア戦の悔しさ告白「不甲斐なかった」

 オーストラリア戦での日本は、1点リードして迎えた後半41分に失点して1-1に追いつかれた。韓国を交えて三つ巴の様相を呈していたなか、そのままのスコアであれば日本とオーストラリアの準決勝進出が決定するという状況が発生。高倉監督は失点後のキックオフから攻めずにボールを回すことを指示し、リスクを背負う必要のないオーストラリアもボールを奪いに行かず、そのまま試合は終了した。W杯出場権という絶対的なノルマを達成するためサッカーでは起こり得る戦術だったが、選手たちには勝ちきれなかった悔しさも残ったという。

 宇津木は「惜しかったね、勝ちゲームだったね、と言ってもらえるファンの方はいたけど、悔しかったし不甲斐なかった」と振り返る。だからこそ、タイトルを懸けた決勝ではリベンジを成功させ、大会連覇を狙っている。決戦に向け「しっかりと勝ち切って、気持ちよい勝利を届けたい」と力を込めた。

 また、高倉監督も「アジアの中でもチーム力の高い相手だが、私たちも一戦一戦、成長している。思い切りぶつかって勝利したい」と決勝へ意気込む。来年の女子W杯へ向け、アジアチャンピオンの称号を手土産にフランスへと乗り込むためにもモチベーションを高めている。

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