香川&本田を意識!? 西野監督、コンディション重視を明言「試合に出ていない状況が…」

4月にリーグ戦が終わるメキシコの本田は…

 具体的な選手名こそ挙げなかったが、「海外組」「6週、8週試合に出ていない」というキーワードに該当するのは香川で間違いないだろう。

 2月10日のブンデスリーガ第22節ハンブルガーSV戦で足首を負傷し、それ以降は戦線から離脱。昨年11月の欧州遠征(ブラジル戦1-3、ベルギー戦0-1)に続き、3月のベルギー遠征(マリ戦1-1、ウクライナ戦1-2)でも招集外となっていた。ドイツ紙「ルールナハリヒテン」によれば、10日に別メニューながら練習に姿を現したと報じられたが、2カ月のブランクは決して小さくない。欠場や試合感覚が上がらない状況が続けば、長年日本の10番を背負ってきた香川とて安泰ではないと受け取れる。

 また、西野監督は今後のスケジュールに関して問われた際、このようなコメントも残している。

「5月19、20日が国内組のリーグ戦の最後。海外組も5月の2週で終わってしまうスケジュールだったり、中南米のメキシコは4月に終わってしまう状況です。コンディション、リカバー的な日数がばらばらでガーナ戦に入っていかなければいけないなかで、そこで合わせることが大事になる」

 メキシコのパチューカに所属するFW本田圭佑は、3月の欧州遠征で半年ぶりに代表復帰を果たした。後期リーグは6得点6アシストと、ともにチームトップの成績を残しているが、リーグ戦は残り3試合で4月28日のアトラス戦がラスト。上位8チームによる優勝プレーオフに出られなければ(現在8位)、ガーナ戦まで実戦から1カ月間遠ざかってしまうことになる。本大会に向けては、リフレッシュのメリットがある反面、試合勘については不安が残ると言わざるを得ない。

「海外組の状況を実際に見て、会って伝えたいところもある」

 果たして、西野監督は香川や本田、昨年9月を最後に代表から遠ざかっているFW岡崎慎司(レスター)の“ビッグ3”を復権させるのか。どのような形で“西野カラー”が出されるのか、興味深いところだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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