香川&本田を意識!? 西野監督、コンディション重視を明言「試合に出ていない状況が…」

西野新監督就任した今後の日本代表で注目される本田圭佑と香川真司【写真:Getty Images】
西野新監督就任した今後の日本代表で注目される本田圭佑と香川真司【写真:Getty Images】

ハリル体制の中心選手をベースとする一方で、「ここ1カ月の状況を見極める」と強調

 日本サッカー協会(JFA)は12日、西野朗新監督が就任会見に登壇。バヒド・ハリルホジッチ前監督体制で主軸を担った選手がベースになると明言した一方で、「現在のコンディション」を重視する基準にも言及。「6週、8週試合に出ていない状況が海外組である」と、足首の負傷で長期離脱中のドルトムントMF香川真司らとて安泰でないことを匂わせた。

 西野監督に与えられた時間は2カ月しかない。ワールドカップ(W杯)予備登録メンバー35人の提出期限は5月14日。同30日のガーナ戦を経て、同31日に本大会登録メンバー23人を発表する見込み(提出期限は6月4日)なのは、ハリルホジッチ監督時の流れと変わらないという。限られた時間で自身のビジョンとスタイルを選手たちに落とし込み、ロシアの地に送り込む精鋭23人を見極めなければならない。

 西野監督は、監督就任まで技術委員長としてハリルホジッチ監督のサポートをしながらメンバーリスト作成に携わっていた立場だ。「フラットな状態で考えたい」としつつも、「チームを作っていく上では、今出ている選手をベースに考えていきたい」とハリルジャパンで中心を担っていた選手が“西野ジャパン”でも屋台骨となる構想を明言している。

 一方で、ハリルホジッチ前監督と同様、メンバー選考に際して実力や経験以外に、コンディションに重きを置くことにも触れている。

「(ハリルホジッチ監督体制下で)経験ある選手、試合出場が少ない選手がキャンプで招集されないということが直近でありました。(ハリルホジッチ)監督はしっかり基準を持っていて、現状のコンディションを気にされていた。そこは把握しないといけない。怪我している選手が6週、8週試合に出ていない状況が海外組である。たしかに経験、実力、実績のある選手ですが、これからの選考に関しても、過去に実績、経験プラスここ1カ月の状況を正確に見極めた上で、最高の化学反応が起こるように、チームとして良いパフォーマンスが出せる選手選考をしていきたい」

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