不振のハリルJに韓国メディアも低評価 「本田が攻撃スピードを低下」「交代策でバランス崩壊」

「全盛期を過ぎた本田は動きも鈍く…」

 総合ニュースサイト「デイリーアン」も、本田が本来のパフォーマンスとはほど遠い動きだったことについて触れ、「特に全盛期を過ぎた本田の不振が目立った。動きも鈍く、日本の攻撃スピードを低下させた。それでいて、個人技が突出しているわけでもなかった。シュートを1本も打てず、後半19分には本田をベンチに下げた」と伝えた。

 さらに、ハリルホジッチ監督の采配について、前出の「インターフットボール」は、「後半11分から3人の交代選手をピッチに投入したが、ミッドフィールダーと守備ラインのバランスが崩壊し、後半14分のカラバエフのゴールにつながった」と、交代策が噛み合わなかったことについて疑問を呈している。

 W杯本大会まで残り3カ月を切ったなか、日本がどのようにチームを軌道修正するのか。険しい道のりが続きそうだ。

(金 明昱 / Myung-wook Kim)



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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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