中島翔哉、新たな“十八番”に手応え 「ワンタッチ」と「ドリブル」の融合で得た感覚

後半終了間際に同点ゴールを叩き込んだFW中島翔哉(ポルティモネンセ)【写真:Getty Images】
後半終了間際に同点ゴールを叩き込んだFW中島翔哉(ポルティモネンセ)【写真:Getty Images】

ポルトガル挑戦で手にした新たな武器「ワンタッチで決めるのはあまりなかったこと」

 昔からの武器と、ポルトガルで得た新たな武器での代表初ゴール――。23日に行われたマリとの国際親善試合で、後半終了間際に同点ゴールを叩き込んだFW中島翔哉(ポルティモネンセ)の一撃は、こんな風に表現できるのかもしれない。試合から一夜明けた練習後に取材に応じた23歳のアタッカーは、ゴールへと向かう一連のプレーに手ごたえを感じている。

 0-1で迎えた後半アディショナルタイム、三竿健斗(鹿島アントラーズ)のノールック気味のクロスにファーサイドでフリーとなってダイレクトで合わせたボレー。中島は「簡単なゴールでしたけど」と謙遜しながら、得点に直結するプレーを見せているポルトガルで磨かれたものだということを認めている。

「ワンタッチで決めるっていうのはあまりなかったこと。得点を奪う上では大事だと思うので、そういうゴールも増やしていければなと思います」

 中島と言えば小気味いいドリブルと、左45度付近から狙うシュートが“十八番”だった。しかし、マリ戦のゴールはポジショニング勝負のダイレクトボレーで決めたもの。「完全に気にしていない」と語る通り、小柄な体格でも戦う術を海外移籍で身につけていることを口にした。

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