中島翔哉、新たな“十八番”に手応え 「ワンタッチ」と「ドリブル」の融合で得た感覚

「自分の武器、特長を出していくことが日本にとって大事」

 それとともに注目したいのは、得点シーン前の展開だ。ペナルティーエリア外で得意のドリブルとターンでマリ守備陣をかわし、FW小林悠(川崎フロンターレ)へ。その展開と中島自身のパス&ゴーが得点に直結したのだ。「あの時は何も考えていないですけど、自然とそういうプレーが出たことは良かったかなと思います」と、自分のストロングポイントを出せたという感覚はあるのだろう。

 もっとも、充実感ばかりではない。「良かったところと悪かったところがあるのでそれを次に生かすために考えています」と語った中島は、オーバーラップしたDF長友佑都(ガラタサライ)へのパスが合わなかったシーンについて「最初は出すつもりはなかったんですけど、長友さんが止まったタイミングで出したので。そこのタイミングはお互いその後話しましたし、これから良くなっていくところではあると思います」と言及。「プレーや人柄を知っていけたら」と話した。

 攻撃に手詰まり感のあった90分間のなかで、ゴールという結果を残したのは事実。「自分の武器、特長を出していくことが日本にとっても大事だと思う」と中島は語る。27日に行われるウクライナ戦でチャンスを与えられた場合、どれだけ幅広く攻撃に関与できるか、注目が集まる。

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