ユナイテッドOBスコールズ、CL16強敗退の古巣に苦言「勝とうとしていなかった」
セビージャに初の8強進出プレゼント、スコールズ氏が古巣の試合に「何もなかった」
マンチェスター・ユナイテッドはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦でスペインのセビージャに敗れ、ベスト16で敗退となった。クラブOBの元イングランド代表MFポール・スコールズ氏は「ユナイテッドは勝とうとしていなかった」と古巣の戦いぶりを痛烈に批判している。
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ユナイテッドは敵地での第1戦をスコアレスドローで終えた。敵地でゴールを奪えなかったことからホームでの第2戦では得点を奪う必要があったが、チームは攻撃の迫力を欠いた。
反対に後半29分、同33分と立て続けに途中出場FWウィサム・ベン・イェデルにゴールを奪われた。ベルギー代表FWロメル・ルカクがボレーシュートで1点を返すも、試合はそのまま1-2で終了。ユナイテッドは早くもトーナメントから姿を消した。
英衛星放送局「BTスポーツ」で辛口解説員として活躍するスコールズ氏は古巣の戦いぶりに苦言を呈している。
「これがあの監督の好きな戦い方だと思う。彼はカウンターアタックのようにスペースを使う戦いを好むんだ。だけどこの試合を見ているのはとても難しかったよ。第2戦もそうだ。チームには欲望も、エナジーも、スピードも何もなかった」
スコールズ氏が現役だった1998-99シーズンと2007-08シーズンを含め、過去3度のCL優勝経験を誇るユナイテッドだがあえなく敗戦。セビージャに初の8強進出をプレゼントした。”赤い悪魔”一筋だった名司令塔は「説明できない」と古巣の敗戦を嘆いた。
「ユナイテッドは試合に勝とうとしていなかった。ゴールを奪おうともしていなかった」
クラブのレジェンドからも酷評されたユナイテッド。リーグ戦では宿敵マンチェスター・シティに遅れを取るなど苦しいシーズンとなっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)