ローマ生え抜きMFが華麗なルーレット披露 “ジダン級”の美技に称賛「神のスキル」
逆転でCLベスト8進出を決めたシャフタール戦でマーカー二人を翻弄
セリエAの強豪ローマは、現地時間13日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦でシャフタール・ドネツク(ウクライナ)と対戦し、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコのゴールで第2戦に1-0で勝利。2戦合計スコア2-2ながら、アウェーゴール差でベスト8進出を決めたが、生え抜きMFが見せた華麗な高速タッチにスポットライトが当てられている。
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敵地での第1戦に1-2と敗れたローマは、スコアレスで迎えた後半7分にオランダ代表MFケビン・ストロートマンの浮き球パスに抜け出したジェコが、相手GKの股を抜く技ありの先制ゴールを流し込み、2戦合計スコアで2-2のタイとした。試合はそのまま動かずに終わり、アウェーゴール差でローマが勝ち抜けを決めたが、CL公式インスタグラムは試合中にイタリア代表MFアレッサンドロ・フロレンツィが見せた技を紹介している。
サイドライン際でボールを持ったフロレンツィだが、シャフタールも懸命にマーク。右側からブラジル人DFイスマイリー、進行方向側からはブラジル代表MFベルナルジがボールを奪いにかかった。すると、フロレンツィは右足裏でボールを引くと同時に、反転しながら左足アウトサイドに引っかけるようにして方向転換しマーカー2枚を攻略。逆サイドにフィードを展開した。
元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン(レアル・マドリード監督)の十八番として有名な“マルセイユ・ルーレット”級の高速タッチに、投稿のコメント欄には「ジダンのように神のスキル」「一流」「魔術師」「世界で最も過小評価されているSB」「ナイス足技」と称賛コメントが並んだ。
2016年10月に左膝前十字靭帯を断裂して二度の手術を経験。不運に見舞われた1年を経て、フロレンツィは本来の輝きを放っている。