「ビッグホンダの登場だ!」 パチューカ本田、PKでの劇的決勝ゴールにファン喝采

後半アディショナルタイム、相手GKの動きを冷静に見極めて後期4ゴール目をマーク

 パチューカのFW本田圭佑は現地時間24日、リーガMX(メキシコリーグ)後期第9節の本拠地レオン戦に、リーグ戦9試合連続で先発出場。1-1で迎えた後半アディショナルタイムにPKキッカーを務めて成功させ、4試合ぶりのゴールでチームを2-1の勝利に導いた。緊迫のシーンで殊勲の一撃を決めた本田には、「土壇場でビッグホンダの登場だ!」「ホンダは我々の最高の選手」と称賛の声が上がっている。

 前節まで後期リーグで3得点4アシストをマークしていた本田は、レオン戦でも攻撃陣の中心としてプレー。しかし、前半は右サイドからGK強襲のミドルを放つなど見せ場を作った一方で、チーム全体が思うようにリズムに乗れず。前半43分にはレオンのFWマウロ・ボセッリに先制点を奪われ、0-1でゲームを折り返した。

 後半20分、パチューカはようやくチャンスをつかみ、好守からカウンターを発動。FWセバスチャン・パラシオスがドリブルからペナルティーエリア手前で中央に切り返すと右足を振り抜き、強烈な弾丸ショットで同点ゴールを突き刺した。

 その後は両者勝ち越しを狙って攻め合うなか、ドラマは後半アディショナルタイムに訪れる。相手のペナルティーエリア内でのファウルでパチューカがPKを獲得し、キッカーは本田。緊迫した雰囲気のなか、本田は相手GKの動きを見極めてゴール右隅に冷静に決勝点を決めて勝利に貢献した。

 パチューカ公式ツイッターは「92分:トゥソス(パチューカの愛称) 2-1 クラブ・レオンFC パチューカのゴーーーーーーーーーーーーーーーーーール。得点者:ケイスケ・ホンダ」と速報。第5節モレリア戦以来、4試合ぶりの後期4ゴール目に、返信欄には「土壇場でビッグホンダの登場だ!」「ホンダは我々の最高の選手」「イエス! イエス! ケイスケ、ゴール!」「エクセレント」とファンから称賛の声が相次いだ。

 これでパチューカもリーグ戦4試合負けなし(3勝1分)。3月下旬には日本代表が欧州遠征を控えており、本田としては27日のコパMX(カップ戦)、3月4日の後期第10節トルーカ戦とアピールを続けていきたいところだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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