元アイルランド代表DF、“生涯最高”の30m無回転ミドルに再脚光「ビューティフル」

1999年10月23日、前年3冠のユナイテッド相手にカーが弾丸シュートをお見舞い

 プレミアリーグではこれまで通算2万5000以上のゴールが生まれてきた。プレミアリーグ公式ツイッターは、19年前に生まれた約30メートルの弾丸無回転ミドルに再びスポットライトを当て、動画付きで紹介。ファンから「生で見たなかでいまだベスト」「ビューティフル」と改めて称賛の言葉が送られている。

 時は遡ること19年前、1999年10月23日のトットナム対マンチェスター・ユナイテッド、ホームのトットナムが2-1とリードして迎えた後半25分だった。自陣のセンターライン付近でボールを拾った元アイルランド代表DFスティーブン・カーが、ユナイテッドゴール目がけて右サイドをドリブルで駆け上がる。そして、ペナルティーエリアが近づいてくると、迷わず右足を一閃。浮き上がるようにミートした一撃は、対角線のゴール左隅に向かって一直線に飛び、そのままサイドネットに突き刺さった。

 30メートル近い無回転の弾丸ミドルに、実況も「本当に素晴らしいゴラッソ。壮大な一撃だ!」と絶叫。プレミアリーグ公式ツイッターは「スティーブン・カーはトレブル(三冠)達成のマン・ユナイテッドを射抜く」と動画を公開すると、「なんて素晴らしいショットだ」「私が生で見た中でいまだベストゴールだ」「ロングレンジシュートの中でも最も強烈な一撃の一つ」「ビューティフル」とファンから改めて称賛された。

 カーは2004年までトットナムでプレーした後、ニューカッスル、バーミンガムと渡り歩き、2013年に現役引退。プレミアリーグでマークした通算8ゴールのなかでも、最高傑作と言える19年前の衝撃は今なおプレミアファンの記憶に残っているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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