ユベントスのMFポール・ポグバの移籍先はチェルシー、マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマンの3つに絞られたと、英地元紙「デイリー・ミラー」が報じた。 ポグバは、今夏の移籍市場で注目を集める一人だ。移籍金は130億円以上と見られ、現地では「1億ユーロの男」と表現されることも多い。 しかし、その逸脱したスキルから、いまや世界最高のミッドフィルダーとの呼び声も高く、多くのビッグクラブが獲得に強い関心を寄せていた。 ユベントスは、2日に行われたリーグ戦第34節サンプドリア戦で1-0の勝利を収め、セリエA4連覇を決めた。5日にUEFAチャン ピオンズリーグ準決勝のレアル・マドリード戦を控えているが、リーグ戦が一段落したことで再びスポットはポグバの去就に当てられているという。 今夏での移籍先は、3つに絞られたと伝えられている。1つ目のクラブは3日に5季ぶりのリーグ優勝を成し遂げたチェルシー。シーズン後半戦は、要のMFセスク・ファブレガスをトップ下で起用する機会が増加し、ボランチに据えるワールドクラスを探し求めてきた。そのプレミア王者は、ポグバに焦点を定めているという。 2つ目のクラブはマンC。今年に入って大失速を喫した昨季プレミア王者は、来季に向けて大改革に着手するという。これまで中盤で確固たる地位を築いていたMFヤヤ・トゥーレの退団が濃厚視されている。その後任としてセリエAのス ーパースターの獲得に乗り出すと、言われている。 そして、3つ目のクラブはPSG。CL準々決勝でチェルシーを撃破するも、準決勝でバルセロナに完敗。悲願の欧州制覇を実現させるべく、ポグバに対し、他クラブ以上の巨額投資に踏み切るもようだ。一部のメディアでは既にユベントスに7500万(約135億円)でオファーを提示済みとも報じられている。 全世界が注目する22歳のフランス人が、今夏の移籍市場において主役となることは間違いないだろう。 【了】 サッカーマガジンZONE編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images