メッシが“不発のジンクス”破るアウェー弾! バルサ、CL16強初戦でチェルシーと1-1ドロー
チェルシー相手に過去8戦無得点だったメッシ、終盤に貴重なアウェーゴール
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の注目カード、チェルシー対バルセロナの第1戦が現地時間20日に行われ、チェルシーが先制したもののアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが対チェルシー戦9試合目にして初ゴールを奪い、1-1の引き分けに持ち込んだ。
試合は前半5分にベルギー代表FWエデン・アザールの際どいミドルシュートがファーストシュートとなって以降、バルサがボールを持ち、チェルシーがカウンターを狙う想定通りの展開となった。
ただゴールに迫る場面が多かったのはチェルシーだ。特に前半33分、41分とブラジル代表MFウィリアンが立て続けにポスト直撃のシュートを放つなど、本拠地スタンフォード・ブリッジの声援を背に、アントニオ・コンテ監督率いるチームがややリズムをつかんでハーフタイムに入った。
後半に入っても同様の展開だったが、同17分にウィリアンが三度目の正直を決める。左サイドからの展開をペナルティーエリア外で受けると、正対するスペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツをドリブルで少しずらしてからシュート。この一撃がゴール右隅を射抜き、チェルシーが1-0と先制に成功した。
スコアが動いて以降はさらにボールを握るバルサ、守備ブロックを後方で作るチェルシーという様相を強める。チェルシーの鉄壁がはまったかに見えたが、同30分、ついにメッシが仕事をする。チェルシーの最終ラインでの横パスがミスとなり、スペイン代表MFアンドレス・イニエスタがかっさらう。ペナルティーエリア左に侵入してラストパスを送ると、走り込んだのはメッシ。冷静な左足シュートで流し込み、バルサにとっては大きなアウェーゴールで同点とした。
第2戦を考えると勝利を手にしたかったチェルシーだが、一つのミスに泣く90分間に。一方のバルサは、苦戦しながらもメッシが過去8試合ノーゴールだったチェルシー相手のジンクスを打ち破る形となった。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images