アメリカは「30年後にサッカー界の実権を握る」 米4部参戦の日系資本クラブが描く未来像

「日本とアメリカのスポーツ界の架け橋に…」

「30年後に世界のサッカー界のイニシアチブを握っているのはアメリカ。私はそう確信している」

 このように語ったのは、同社の代表取締役社長を務める山内周司氏だ。アメリカサッカーの発展を見据える彼らは、2016年にサンディエゴ・ゼストFC(以下、ゼスト)を設立し、アメリカ4部相当のアマチュアリーグ最高峰であるプレミア・ディベロップメント・リーグ(USL PDL)という舞台で戦っている。

「我々は30年後の将来を見越して、日系企業として初めてアメリカサッカー界への投資と参入に踏み切りました。アメリカがサッカー界の実権を握った時、ゼストの存在が日本とアメリカの人材育成とスポーツ界を結ぶ揺らぐことのない架け橋となる。これが我々のビジョンです」

 そんな理念を掲げる彼らの歩みはアメリカ西海岸第二の都市、サンディエゴから始まった。

 アメリカのサッカーリーグは、MLSを頂点としたヒエラルキーがあり、2部ユナイテッド・サッカー・リーグ)(USL)、3部の北米サッカーリーグ(NASL)と続く。ここまでの上位3ディビジョンがプロリーグで、さらに下にゼストが所属しているUSL PDL、5部のユナイテッドプレミアサッカーリーグ(UPSL)と続く。日本のJリーグのように各ディビジョン間での昇降格はなく、それぞれが独立したものとなっている。

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