“天才”小野の再現に期待!? 豪州メディアがAリーグに本田や“タイのメッシ”獲得を提言

小野がオーストラリアに刻んだ美しき記憶

 第二のアジアスターとして名前が挙がったのは、“タイのメッシ”との異名を持つチャナティップだ。「チャナティップ・ソングラシンは2018年ワールドカップ・アジア予選でウォー・エレファント(タイ代表の愛称)のためにあらゆる格を示した」と高く評価されている。

 11月にバンコクで行われたオーストラリアとの一戦では2-2ドローに貢献。「彼のタッチ、ボールの受け方、オージー守備陣の周りでダンスを踊るようなフィットネス、ポジショニングの知的さは極上だ」とまで絶賛されている。

 Aリーグにはかつて成功例が存在した。日本サッカー史にその名を刻むファンタジスタ、小野だ。

「シンジ・オノはクラブの最初の2年間でウェスタン・シドニー・ワンダラーズにとって、素晴らしい新加入選手となった。彼が東方からもたらした才能はワンダラーズ、彼らのファン、リーグ全体を加速させた」

 2012年9月に清水エスパルスからWSWに移籍した小野。1年目から26試合8ゴールの活躍を見せ、創設されたばかりの新興クラブをレギュラーシーズン優勝へ導くとともに、華麗なテクニックで強烈なインパクトを残した。

 特集では他にも、UAE代表のMFオマル・アブドゥルラフマンらも紹介されているが、Aリーグは小野のような起爆剤となる名手を求めているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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