マンCがイングランド代表2選手を強奪して「一石二鳥」を狙う?

ヘンダーソンとウィルシャーの獲得を目指す

 マンチェスター・シティ(マンC)が、リバプールのMFジョーダン・ヘンダーソン、アーセナルのMFジャック・ウィルシャーの獲得に乗り出す可能性が浮上していると、英地元紙「デイリー・メール」が報じている。
 マンCは今季終了後、MFフランク・ランパードと、MFジェームズ・ミルナーの退団が濃厚となっている。その場合、自国リーグで育てた選手を12選手在籍させる、イングランド・サッカー協会が定めた「ホームグロウン・ルール」を順守することが困難となる。新たな国産選手の確保が必要となる。
 そこで白羽の矢を立てたのが、ヘンダーソン とウィルシャーだ。ヘンダーソンは、昨季から著しい成長を遂げ、今季はMFスティーブン・ジェラードの後継者としてゲームキャプテンを担うほどの存在となった。リーグ第27節のマンC戦では強烈なミドルシュートを決め、そこから3試合連続で決勝ゴールを収めるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進している。
 一方、ウィルシャーは度重なるけがの影響もあり、ここ数年で期待に沿うようなパフォーマンスを発揮できていない。そのため、アーセン・ベンゲル監督の信頼を勝ち取れていない状況に立たされている。
 この両者を獲得できれば、規定を守れる上に戦力アップも果たせる。マンCは、「一石二鳥」を狙うとされている。年明けから絶不調のマンCは、順位を4位に落とし、改革の必要に迫られてい る。今季終了後に巨額の投資金でライバルから若きイングランドの至宝の強奪をもくろんでいるようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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