レアル大苦戦もC・ロナウド&ベイル弾で2-1逆転勝利! 史上初のCWC連覇へ王手

後半開始早々にレアルはVARで命拾い

 後半に入ると2分、レアルのコーナーキックからのカウンターでマブフートがハーフウェーライン付近から独走。GKケイラー・ナバスと1対1になるとラストパスを出し、MFブスファが押し込んでリードを2点に広げたかに思われた。しかし、VARの確認によりブスファのオフサイドが認められてノーゴール。レアルは命拾いした。

 追加点を逃したアルジャジーラは同6分に、前半からファインセーブ連発をしながらも右足の痛みを訴えていたハサイフが負傷交代というアクシデントに見舞われてしまった。

 するとレアルは同8分、ペナルティーエリア内でMFルカ・モドリッチの縦パスを受けたロナウドが反転して右足シュートを決め、1-1の同点に追いついた。両チームの明暗が分かれた数分間になった。

 レアルのジネディーヌ・ジダン監督は後半半ばにMFイスコとMFマテオ・コバチッチを下げ、MFマルコ・アセンシオとFWルーカス・バスケスを投入。より攻撃の圧力を高めたが、ベンゼマが2度にわたってシュートをゴールポストに直撃させるなどなかなかゴールが割れない時間が続いた。同36分にはベンゼマに代えてベイルを投入する。

 すると1分も経たないうちにMFカゼミーロのパスをバスケスが中央に折り返すと、ベイルが左足でゴールに流し込んだ。ジダン監督の采配が的中する形で決勝ゴールを奪ったレアルは、アルジャジーラを相手に苦戦しながら2-1で勝利を収め、16日の南米王者グレミオ(ブラジル)との決勝に進出。史上初となるクラブW杯連覇に王手をかけた。一方のアルジャジーラは同日の3位決定戦で、FW本田圭佑が所属するパチューカ(メキシコ)と対戦する。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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