日本代表をスペイン紙が分析 「最も優れた世代の“ラストダンス”」

ハリルJについてスペイン紙言及 「現時点で大会への期待はほとんどない。ただ…」

 ロシア・ワールドカップ(W杯)の組み合わせ抽選会が12月1日(日本時間2日午前0時)に迫ってきた。ポット4に入る日本代表の現状について、スペイン紙「AS」が詳細に分析している。

 スペインでも、日本と言えば個人レベルで有名なのはFW本田圭佑(パチューカ)、MF香川真司(ドルトムント)、DF長友佑都(インテル)ら長年にわたってヨーロッパで実績を残した選手のイメージが強いようだ。「本田、香川、長友……彼らはW杯に出場したものの、期待に応えられなかった。ロシア・ワールドカップは、日本サッカー史の中で最も優れた世代にとっての“ラストダンス”になる」と記すとともに、バヒド・ハリルホジッチ監督体制下でのチームの変貌について、このように記している。

「現時点では大会への期待はほとんどない。ただハリルホジッチ監督は、日本のメンタリティーと完全に一線を画した、テクニカルなプレースタイルを求めている。また現時点では鹿島アントラーズや浦和レッズといったクラブも、実績を残している」

 基本布陣を「守備的な4-3-3」と表現するとともに、昨年のFIFAクラブW杯で準優勝した鹿島、そして今季のACL王者に輝いた浦和の力を称える。さらに、代表の戦い方については「オーストラリアやUAE戦では非常に低い支配率ながら、その方向性を示した。チームは久保裕也(ヘント)、大迫勇也(ケルン)、今野泰幸(ガンバ大阪)といった選手が重要な役割を果たしている。その一方で、本田や香川といった古株の選手もスコアラーとして名を連ねている」と、激しいチーム内競争が起きていることを紹介している。

 

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