アル・ヒラルの“肉弾戦”に耐えた浦和 主審の判定基準に苦しむも球際で競り勝つ

ヨルダン人主審の甘いジャッジで後半は荒れ模様 アル・ヒラルに7枚の警告

 浦和レッズは、まさに“肉弾戦”に耐えて敵地から引き分けを持ち帰った。現地時間18日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第1戦、敵地アル・ヒラル(サウジアラビア)戦で浦和は1-1の引き分けで終えたが、ヨルダン人主審アドハム・マハドメ氏のアフタータックルのファウルを全く採用しないジャッジに苦しんだ。

 ホームでの勝利を求めるアル・ヒラルは、立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛け、浦和がボールを奪い返した瞬間から強いプレスをかけてきた。それに輪をかけたのが、主審のジャッジだった。

 特に後半に入ると、疲れが見え始めたアル・ヒラルの選手が止まり切れず、クリアした後の浦和の選手に体ごと突っ込んでしまう場面が目立った。DF槙野智章がサイドライン際でクリアした後に飛び込まれた場面や、MF梅崎司がファウルを受けた後にその勢いでFW武藤雄樹に飛び込んだ場面など、数々の危険な場面があったが、そうしたアフターチャージにファウルの笛やカードは提示されず、浦和の選手たちはフラストレーションと痛みに耐えるゲームになった。

 結局、アル・ヒラルには合計7枚のイエローカードが提示されたが、ジャッジ基準の厳しさ次第ではそれ以上の枚数になっても全く不思議のないゲームだった。

 

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